壁紙の剥がれ・めくれ補修 簡単DIY術
皆さんこんにちは、ズッキーです。
7月暑い日が続いています。
暑すぎます!!
皆さんDIYをするにしても、充分に水分補給と休憩をとって作業してくださいね。
現場でも休憩を多くとったりしています。
現場に慣れている職人さんでも危ないこの季節、充分に注意してくださいね。
今日のテーマ:壁紙の剥がれ・めくれ、そのまま放置していませんか?

それでは今回のテーマは「壁紙(クロス)の剥がれ・めくれ補修」です。
ふと壁に目をやると、壁紙の継ぎ目がぱっくり開いていたり、角がペロンとめくれていたり。「あれ、こんなところ剥がれてたっけ?」という経験、ありませんか?
「業者さんを呼ぶほどでもないし…」と見て見ぬふりをしている方、
ちょっと待ってください。壁紙の剥がれは、放置すればするほど広がります。
そして広がってからでは、DIYでは手に負えなくなってしまうんです。
でも安心してください。初期の剥がれ・めくれなら、
500円の補修剤と30分の作業で、素人でもプロ並みに直せます。
なぜ壁紙は剥がれてくるのか?
まず、敵を知ることから始めましょう。壁紙が剥がれる原因は、大きく分けて2つあります。
1つ目は「乾燥と湿気の繰り返し」です。
壁紙は、石膏ボードの上に専用のりで貼られています。
こののりは水性なので、部屋の湿度変化に敏感です。
冬はエアコンでカラカラに乾燥し、梅雨はジメジメ。
この伸び縮みの繰り返しで、のりが少しずつ劣化していきます。
特にエアコンの風が直接当たる壁や、日当たりの良い窓際は要注意です。
2つ目は「下地の動き」です。
木造住宅は、木材の乾燥収縮で建物自体がわずかに動きます。
新築から2〜3年の間に多い継ぎ目の開きは、ほとんどがこれです。
欠陥ではなく、木の家の宿命みたいなものです。
鉄筋コンクリート造でも厳密に言えば、わずかに動いています。
なので大体の家で使われている壁紙(クロス)はいずれ(5年〜10年程度で)めくれたり、
隙間が空いたりします。
ここで大事なことをひとつ。
剥がれた壁紙の裏側は、ホコリを吸いながら毎日少しずつ硬くなっています。
めくれた部分は空気に触れてクロスが反り返り、ホコリが付着します。
時間が経つほど接着しにくくなり、反りグセも強くなる。
つまり、補修は「気づいた今」が一番簡単なんです。
初心者でも直せる剥がれ、プロに任せるべき剥がれ
とはいえ、何でもかんでもDIYで直せるわけではありません。
まずは見極めからいきましょう。
DIYで直せるのは、こんな剥がれです。
継ぎ目が数ミリ開いている。壁の角や端が5〜10cmほどめくれている。
画鋲の穴周りが浮いている。この程度なら、今日ご紹介する方法で十分きれいに直せます。
逆に、プロに相談すべきなのはこんなケースです。
壁紙が広範囲(A4サイズ以上)で浮いている、破れて下地が見えている、
剥がれた部分にカビや黒ずみがある、壁を触るとフカフカする。
特にカビやフカフカは、壁の中で雨漏りや結露が起きているサインかもしれません。
表面だけ直しても意味がないので、必ず原因調査から入ってください。
DIYで直せる範囲だと確認できたら、道具を揃えましょう。
必要なものは驚くほど少ないです。

まず主役は「ジョイントコークA」(ヤヨイ化学)。
これは以前の記事でも紹介しましたね。
プロの内装職人が現場で必ず持っている壁紙用の充填・接着剤で、
ホームセンターで400〜600円程度です。
色はホワイトやアイボリーなど数色あるので、お使いの壁紙に近い色を選んでください。
迷ったら少し薄めの色が無難です。

めくれ補修には「クロス用補修のり」も便利です。
コニシの「ボンド 壁紙補修用」など、先端が細いノズルのタイプが150g入りで500〜800円ほど。
あとは、圧着用のローラー(300〜500円)、マスキングテープ、固く絞った雑巾、ドライヤー。全部揃えても1,500円でお釣りがきます。
ローラーやヘラがセットになった補修キット(1,000〜1,500円)を選べば、単品で買うよりお得なことも多いですよ。
30分でできる補修手順
それでは実際の手順です。
今回は一番多い「継ぎ目の開き」と「端のめくれ」の2パターンを解説します。
前回の記事でも似たような作業をしているので下記と参考にしてみてください。
【パターン1】継ぎ目の開き(隙間)の補修
手順1、掃除。
隙間とその周辺を固く絞った雑巾で拭き、ホコリを取ります。乾くまで待ちましょう。
手順2、マスキング。
開いた継ぎ目の両側に、マスキングテープを貼ります。これをサボると仕上がりに差が出ます。
手順3、注入。
ジョイントコークのノズル先端を斜めにカットし、隙間に沿って少量ずつ注入します。
一気に出すと悲惨なことになるので、「足りないかな?」くらいがちょうどいいです。
手順4、ならす。
濡らした指先でスーッと一方向になぞり、隙間に押し込みながら余分を取ります。
手順5、すぐにマスキングテープを剥がして完了。乾く前に剥がすのがコツです。
【パターン2】端・角のめくれの補修
手順1、めくれた壁紙の裏と下地のホコリを、乾いた布や刷毛で優しく払います。
手順2、壁紙が硬く反っている場合は、ドライヤーの温風を10〜20cm離して当てて柔らかくします。近づけすぎると壁紙が変色するので注意してください。
手順3、めくれの裏側に補修のりを塗ります。端まで薄く、ムラなく。塗りすぎたら固く絞った雑巾ですぐ拭き取ります。
手順4、壁紙を元の位置に戻し、上からローラーでコロコロと圧着します。中心から端に向かって空気を押し出すように転がすのがポイントです。
手順5、はみ出たのりを濡れ雑巾で拭き取り、乾くまで触らない。以上です。
仕上がりの9割は「のりの量」と「圧着」で決まります。
塗りすぎず、しっかり転がす。これだけ覚えて帰ってください。
ここで安全面の注意です。
高い位置の補修で脚立や椅子に乗る場合は、必ず安定した脚立を使い、天板には立たないでください。現場では「ちょっとだけ」の脚立作業が一番事故につながります。
少しでも届きにくいと感じたら、無理せず家族に支えてもらうか、その箇所は諦める勇気も大切です。壁紙は逃げませんから。
もうひとつ。ジョイントコークは乾く前なら水拭きで取れますが、乾くと固まります。
床や家具に付いたらすぐに拭き取る。作業前に床へ養生材や新聞紙を敷いておくと安心です。
500円と30分で、壁が若返る
今日の内容をおさらいしましょう。
壁紙の剥がれは、
乾燥・湿気・下地の動きによる自然な老化現象で、
放置すると広がって直しにくくなること。
数ミリの継ぎ目の開きや10cm程度のめくれならDIYで補修可能で、
カビやフカフカがあればプロに相談すべきこと。
道具はジョイントコークと補修のり、ローラーなど合計1,500円以内で揃うこと。
そして作業のコツは「のりは控えめ、圧着はしっかり」でしたね。
壁紙の剥がれを直すと、不思議なもので部屋全体がパリッと若返って見えます。
毎日視界の隅でチラチラ気になっていた「あのめくれ」が消えるのは、想像以上に気持ちがいいものですよ。
家の小さな傷を自分の手で直せる人は、家に住むのではなく、家と暮らせる人です。
まずは一番気になっているあの1ヶ所から。
今週末、500円玉を握りしめてホームセンターへ行ってみてください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。ズッキーでした。

