網戸の張り替えは自分でできる!現場監督が教える失敗しない手順
皆さんこんにちは、ズッキーです。
7月になりましたね。
暑くなってきました。窓を開けたい季節ど真ん中です。
ところが窓を開けた瞬間、
蚊が「お邪魔しま~す」と入ってくるお宅、実は少なくありません。
原因はだいたい網戸です。
よく見ると、隅っこに小さな穴、ネットのたるみ、枠からゴムが外れてピロピロ……。
「まあ、これくらい」と見て見ぬふりをして、夜中に耳元でプーンとやられて後悔する。
毎年恒例の行事になっていませんか?
本日のテーマ
破れた網戸、そのままにしていませんか?
今日のテーマは「網戸の張り替え」です。
業者さんに頼むと1枚あたり数千円かかることもありますが、
実はDIYの中でも指折りの「コスパが良くて達成感が大きい作業」なんです。

まず、なぜ網戸はダメになるのでしょうか。
一般的な網戸のネットはポリプロピレン製が主流です。
この素材、安くて軽いのは良いのですが、紫外線に弱いという弱点があります。
日当たりの良い南面の窓ですと、5~10年で硬化してパリパリになり、指で押しただけで「パリッ」と裂けることもあります。
網戸は消耗品なんです。外壁や屋根と同じで、「張ったら一生モノ」ではありません。
もうひとつの原因が「押さえゴム」の劣化です。
網を枠に固定しているあのゴム紐、正式にはビードと言いますが、これも経年で痩せて硬くなります。
ゴムが痩せると網のテンションが緩み、たるみが出て、風でバタつき、そこから破れが広がる。つまり、網だけでなくゴムも寿命を迎えているケースがほとんどなんです。
では、なぜみなさん放置してしまうのか。
答えは簡単で、「自分で張り替えられると思っていないから」です。
網戸の張り替えと聞くと、職人さんが専用の道具でシャッと仕上げる姿を想像しますよね。
ですが正直に申し上げます。
網戸の張り替えは、初めてでもコツさえ押さえれば十分きれいに仕上がります。
「業者の仕事」だと思い込んでいるだけで、実は日曜日の午前中で終わる作業です。
初心者でもできる「張り替え」という選択
解決方法はシンプルです。
網とゴムを丸ごと新品に張り替える。
部分補修用のシールも売っていますが、あれはあくまで応急処置です。
ネット自体が紫外線で劣化していれば、別の場所がすぐ破れます。
せっかくやるなら全面張り替えをおすすめします。
必要な道具と材料はこれだけです。
- 網戸用ネット(91cm幅×2m巻で800円前後から。)
- 押さえゴム(太さ数種類あり。数百円)
- 網戸ローラー(ゴムを溝に押し込む道具。数百円)
- カッターナイフ(よく切れる新しい刃で)
- クリップまたは洗濯ばさみ数個(網の仮固定用)


こんな感じで売っています。
ホームセンターなら合計2,000円弱で一式揃います。
もっと言えば、ダイソーでも網が330円、押さえゴム・ローラー・クリップが各110円で手に入り、1,000円以下で張り替えた事例もあるほどです。
2枚目以降は道具を使い回せるので、家中の網戸を張り替えるほどお得になります。
ネット選びのポイントはメッシュ数です。
メッシュとは1インチあたりの網目の数で、数字が大きいほど目が細かくなります。
一般家庭なら20~24メッシュが防虫効果と風通しのバランスが良くおすすめです。
小さなコバエまで防ぎたい方は30メッシュもありますが、風通しは少し落ちます。
日当たりの強い窓には紫外線に強いグラスファイバー製、
猫ちゃんがいるお宅には爪に強いポリエステル製など
今回は30メッシュがあったのでこちらを買いました!
道具代2,000円で、この夏の安眠が買えます。
60分でできる張り替え手順
それでは実際の手順です。
網戸1枚あたり、初めての方でも60分ほど見ておけば大丈夫です。
手順1:網戸を外して平らな場所に置く
網戸は上に持ち上げて下を手前に引くと外れます
(外れ止めが付いている場合は先に緩めます)。
ネジで調節して固定しているものもあるので、どういうふうに固定されているか確認してみてください。
ウチでは写真のようにハズレ防止の部分があったので、こちらのネジを緩めて上げ下げします。

ここで安全面の注意です。
2階の窓の網戸を外すとき、身を乗り出すのは絶対にやめてください。
外しにくい場合は無理をせず、外せる窓だけにするか、2人で作業しましょう。
網戸より体のほうが大事です。
作業は床やベランダなど、平らな場所にブルーシートを敷いて行うと汚れも気になりません。

手順2:古いゴムと網を外す
枠の溝に埋まっている押さえゴムの端を見つけ、マイナスドライバーなどで引き出して、
あとは手でスルスルと引き抜きます。
網はそのままベリッと外れます。
ここで溝にたまった砂やホコリを雑巾で掃除しておくと、新しいゴムの収まりが良くなります。地味ですが仕上がりを左右する工程です。
ここでは押さえゴムがずいぶんと劣化していたので、外すのに苦労しました、、、苦笑


網戸のこういう部分にゴムが埋まっているので、
それを外していきます。

こんな感じでゴムを抜き取っていけるので、外していきます。

外せれば、汚れがついているのでしっかり拭き取ります。


手順3:古いゴムの太さを確認して新しいゴムを用意
外したゴムの切れ端をホームセンターに持って行き、
同じ太さを買うのが失敗しないコツです。
太さが合わないと、緩くて網が外れたり、硬すぎて溝に入らなかったりします。
迷ったら少しだけ太めを選ぶと網がしっかり固定されます。
うちの場合ですと3.5ミリが最適サイズでした。
手順4:新しい網を仮置きしてクリップで固定
枠より一回り大きめ(各辺5cmほど余裕)に網をカットし、
枠に載せてクリップで四辺を仮固定します。
網目が枠と平行になるように置くのが、仕上がりをきれいに見せる最大のポイントです。
斜めのまま張ると、完成後に目立って気になります。

仮合わせして、クリップで仮固定します。


手順5:ローラーでゴムを押し込む
角からスタートして、ローラーでゴムを溝にグリグリと押し込んでいきます。
一辺を押し込んだら、対辺は網を軽く手で張りながら押し込みます。
ここで力いっぱい引っ張るのはNGです。
強く張りすぎると枠が内側に反ったり、ゴムを入れた後にネットが波打つ原因になります。「シワが消える程度に軽く」が合言葉です。
四辺すべて入れ終わったら、たるみがないか確認し、
気になる箇所はゴムを一度抜いてやり直せばOK。
何度でもやり直せるのがこの作業の優しいところです。


網戸の下半分を押さえゴムを入れるとこんな感じになります。

上がまだ固定していないので、よれてるのがわかると思います。

全体が固定できたらこんな感じ、
余った押さえゴムはカッターで切ってしまいます。

手順6:余った網をカッターで切り落とす
ゴムの外側に沿って、カッターの刃を溝の外壁に当てながらスーッと切ります。
ここが仕上がりの見た目を決める工程なので、必ず新しい刃を使ってください。
切れないカッターで何度もなぞると、網がほつれてガタガタになります。
刃は自分の体の外側に向かって動かすこと。
手を切るケガで一番多いのがこの工程です。


緊張しながら、スーッとカッティングしていきます。
角の部分が切り取りにくいので、何回かカットします。
切り取りが出来上がったのがこちら、ジャーン!!

最後に網戸を窓枠に戻して完成です。
ピンと張った新品の網は、見た目にも気持ちが良いものですよ。

やり直しがきくDIYは、失敗ではなく練習と呼びます。
ちなみに今回はネットの色を変えているのを気づきましたか?
グレーから黒のネットに変えているんです。
これは好みの問題になるんですが、
グレー → 汚れが目立ちにくいけど、網があるのが丸わかり
黒 → 外の風景が見やすいけど、ホコリとかの汚れがよくわかる
どっちも一長一短なんですよね笑
まとめ:2,000円と60分で、夏の暮らしが変わります
今日は網戸の張り替えをご紹介しました。振り返ってみましょう。
網戸のネットとゴムは紫外線と経年で劣化する消耗品であること。
張り替えは業者に頼まなくても、
ネット・押さえゴム・ローラー・カッターの計2,000円弱で自分でできること。
コツは「ゴムの太さを合わせる」「網目を枠と平行に」「張りすぎない」「カッターは新しい刃で」の4つでした。
一度覚えてしまえば、2枚目からは30分もかかりません。
家中の網戸がピンと張り直された状態で迎える夏は、風の通りも気分も違います。
今週末、ホームセンターの網戸コーナーをのぞいてみてください。
意外なほど品揃えが豊富で、選ぶところから楽しいはずです。
家の手入れは、自分でできることをひとつ増やすたびに、暮らしが少し自由になります。
それではまた次回、ズッキーでした。ご安全に!

